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【症例報告】 HIKARI FORM 使用 5 ヶ月:30 歳(全恒永久歯列期) 上顎前突の改善と咬合高径の挙上

  • 4月11日
  • 読了時間: 2分

1. 患者基本情報

  • 年齢: 30 歳(男性)

  • 歯列期: 全恒永久歯列期

  • 主訴: 重度の上顎前突(出っ歯)、歯列擁擠(ガタガタ)、および過蓋咬合(ディープバイト) 。臨床診断では、#11 歯位の最大水平被蓋(オーバージェット)が 9mm に達していた。

2. 治療計画および経過

  • 使用型番: HIKARI FORM

  • 当初の治療案: 深刻な擁擠と過蓋咬合のため、当初は伝統的なマルチブラケット(ワイヤー)矯正による抜歯症例として計画。

  • 主な治療メカニズム

    • 咬合高径の挙上と安定: FORM 型号の装着により咬合高径を改善し、過蓋咬合を緩和する 。

    • 上顎前突の内収と空間放出: 構造力学により上顎前突の内収趨勢を誘発し、同時に下顎のスペースを解放する 。

    • ルートベクトルコントロール(Root Vector Control): 独自のダブルピーク設計が軽微なトルクを与え、歯冠だけでなく歯根の移動方向を精密に制御する 。

    • 推奨装着時間: 毎晩入睡前の 1 時間前から翌朝まで継続して装着 。

3. 治療結果と改善のポイント(5 ヶ月間の比較分析)

  • オーバージェット(Overjet)の有意な減少: 5 ヶ月の装着後、#11 歯位のオーバージェットが 9mm から 6mm へ改善(3mm の内収に成功) 。

  • 咬合高径の大幅な改善: 深い咬合が緩和され、前歯部の咬合高径が 2mm 以上挙上された 。

  • 矯正装置の進場条件の確立: 咬合高径が改善されたことで、矯正装置を設置するための十分なスペースが確保された 。

  • 治療プランの劇的な転換: 咬合干渉が減少し歯列が整ったことで、当初予定していた伝統的なワイヤー矯正案から、より美しく快適な**マウスピース矯正(隠形矯正)**への移行が可能となった 。

  • 非抜歯治療への再評価: HIKARI の介入により、当初抜歯が必要と思われた症例においても、非抜歯での治療計画再考が可能となった 。

4. まとめ

本症例は、成人(全恒永久歯列期)における HIKARI FORM の高い臨床的有効性を証明するものである 。独自の特許設計により、「咬合高径の確立」と「前突の改善」を同時に誘導することで、困難な症例をよりシンプルで柔軟な治療方案へと導いた 。HIKARI システムは、成人矯正においても非侵襲的で効果的な前導的治療の選択肢であり、マウスピース矯正へのスムーズな橋渡しを実現する 。


 
 
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